昨今、ペーパーレスの要求が高まり、電子帳票やデスクトッププリントなどの技術が進化してきましたが、帳票やリスト出力の業務は依然として必要不可欠な存在です。
紙による帳票の場合、オペレータや運用関係者など「人手」による運用作業を避けることができません。そんななか、セキュリティや、企業コンプライアンスの観点から、帳票の配送の精度を高めたいというお客様のニーズが高まっています。そのニーズにお応えするため、バーコードを利用した配送管理システムを構築することになりました。
メインフレームのA-SPOOLによって仕分けされた帳票が、正確に配布先に発送されたかどうかを確認する業務をシステム化しています。システム的には、メインフレームのA-SPOOLと、実際に配送を管理するためのWindowsサーバ、バーコードリーダという構成です。メインフレームのA-SPOOLにはWTR出口を作成し、この出口によって帳票の各セパレータにバーコードを印刷します。出力される予定の帳票に関連する、配布先マスタのデータ、バーコードのデータなど必要なデータはFTPを使用してWindowsサーバへ転送し、データベースに格納します。配布先用の袋には帳票と同じバーコードを印刷しておき、サーバでつき合わせ処理を行うことにより、出力された帳票が、所定の目的地へ配送されたかどうかを確認することが可能になります。
実際の運用では、オペレータは出力されたリストを配送用の袋に入れる際、バーコードリーダでセパレータと袋の双方のバーコードを読み込みます。読み込まれたデータはWindowsサーバへ送られ、付け合せ処理を行い、結果を画面に表示します。これらのデータはデータベースに格納されており、実績レポートの出力も可能です。このシステムのメリットは、誤配の抑止とセキュリティの観点から見た正確な配送の実現と、予定・実績管理を行うことによる、運用品質の向上を実現しています。また、オペレータ、運用担当者の属人化を防ぎ、人為ミスによる誤配を抑止することが可能となります。本システム稼動の誤配は「0」となっています。
このシステムをさらに拡張することにより、配達経路や到着時刻などの情報を収集することができ、サービスレベル管理による品質の向上にも役立ちます。現在、配布先へ到着したかどうかの管理については実施していりませんが、将来的には検討する予定です。
ビーエスピーソリューションズでは、メインフレームはもちろんのこと、オープンシステムにおける帳票に関連する数多くのソリューションをご提供しています。今後ともお客様のニーズにあったソリューションをご提供してまいりますので、ご期待ください。
関連情報
統合帳票管理ソリューション
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